異例の経歴 写真家がおさめた北東北の山々

北東北の山々の四季を追い続け、カメラに収める美郷町の写真家・大川清一さんの写真展が秋田市で開かれています。

標高の高い山を極めたからこそ映し出せる貴重な景色が並んでいます。

レンゲツツジの先には、まだ雪の残る鳥海山。

標高の高い山でしか見られない、「樹氷」。

会場には、北東北の山々の四季を収めた写真が並んでいます。

厳しい自然と向き合い、その一瞬を映し出した105点が並んでいます。

撮影したのは、美郷町の写真家、大川清一さん61歳です。

若い頃は、陸上自衛隊の精鋭、パラシュート部隊・第一空挺団に所属していた大川さん。

除隊後、プロボクサーとして活躍した異色の経歴の持ち主です。

自衛隊やボクシングで鍛えた体を活かし、時には40キロもの荷物を背負って冬山に登っていたという大川さん。

鳥海山の山頂付近2229メートルで撮影した写真には、樹木ではなく、岩に雪の結晶がついた、いわゆるアイスモンスターがおさめられています。

大川清一さんの写真展は、今月19日日曜日まで、秋田市の県立美術館で開かれています。

大川さんは、11日と12日の土日、会場で来館者を迎えます。

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