暑いと忙しく、寒いとヒマに 繰り返す寒暖差が客足直結「寒くなってくると、ぴたっと仕事が止まってきます」

10日は朝昼の寒暖差が20度以上のところもありました。先週末各地で真夏日を記録したものの、9日まではヒンヤリのお天気。一転10日はまた夏日と、週末ごとに暑い日が訪れます。この気温のアップダウンが客足に直結するところもあるようです。

記者 安松裕一
「暑い中、みなさん丁寧に手作業でアイロンがけをされています。ここは鳥取市内のクリーニング店です」

鳥取県東部を中心に14店舗を展開している、創業94年、老舗クリーニング店の「福喜屋」。

例年3月中旬から5月にかけては、衣替えによる冬物衣類の取り扱いで
大忙し。今年は3月が寒かったためその分4月に集中し1日平均5~600点をさばいたと言います。

5月に入っても1日400点ほどはあるということで特に暑い日は作業が大変です。

従業員
「めちゃくちゃ暑いです。一気に冬物が増えたので大変です」

しかし、忙しかったと思えば気温が下がった8、9日は客足がぱったりと止まったと言います。

福喜屋 福田哲也 社長
「お客さんはすごく敏感ですので、やはり寒くなってくると徐々に出てきていたものぴたっと仕事が止まってきます。どうしても季節とか気温とかに非常に左右される仕事ではあります」

今後は、6月にかけ布団などの寝具類が増えてくるとのこと。

福喜屋 福田哲也 社長
「汚れが付着したまま保管されると、どうしてもカビや色の変色などの影響が出てきますので、うまく商業クリーニングを使っていただきたい」

こちらでは、去年から空調管理がされた保管庫で衣類や寝具の預かりも始めていて、大切なものを状態よく長く使うためには洗濯と適切な保管を心がけて欲しいとしています。

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