大谷翔平に最大の危機…ライバルが史上2人目の「12-38」 64年ぶりの“量産体制”

ブレーブスのマルセル・オズナ【写真:ロイター】

34試合時点で12本塁打かつ38打点以上を記録したのは球団2人目の好記録

ブレーブスのマルセル・オズナ外野手が、メジャーの歴史に残るハイペースで本塁打と打点を積み上げている。34試合を消化して打率.315、12本塁打、38打点、OPS1.042。ドジャースの大谷翔平投手らを抑えて単独2冠を走っている。MLB公式サイトによると、1959年のハンク・アーロン以来の量産体制だという。

オズナは8日(日本時間9日)、本拠地で行われたレッドソックス戦で2打席連発となる11号3ラン、12号ソロ。11本塁打で単独トップに浮上していた大谷をあっという間に抜き返した。34試合を消化した時点で12本塁打かつ38打点以上を記録したのは、アーロンに続きブレーブス史上2人目の快挙だとしている。

また、2023年5月1日から約1年間のスパンで見ると、50本塁打はカイル・シュワーバー(フィリーズ)と並ぶトップタイ。昨季の本塁打王に輝いたマット・オルソン(ブレーブス)より1本多い。136打点は両リーグ単独1位。長打率は大谷に次ぐ2位、OPSは大谷、ムーキー・ベッツ(ドジャース)に次ぐ3位だ。

若くして成功を収めたが、2021年5月に家庭内暴力で逮捕。2022年には124試合で打率.226、23本塁打、OPS.687と低迷するなど、キャリアの危機を経験した。同僚のクリス・セールも「克服するのは簡単なことではない。野球は難しいし、人々の非難は厳しいものだ。僕も経験した」と復活に賛辞を送っている。(Full-Count編集部)

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