登山シーズン目前…いきなり「登山」要注意 キーワードは”暑熱順化”「最初からフル装備だと、蒸れてしまって…」

日に日に新緑が鮮やかになる国立公園・大山。10日は、登山を楽しむ人の姿が見られました。
絶好の登山シーズンではありますが、体が暑さに慣れていないこの時期、特に屋外でのレジャーでは熱中症に注意が必要です。

大山で山岳パトロール活動を行う兠山さんに注意点を伺うと…。

大山山岳医療パトロール 兠山真宏 本部長
「最初からフル装備で服とかも全部着て登ってしまうと、どうしても汗をかいて蒸れてしまって、熱中症の危険になってしまいますので、なるべく涼しい格好で登っていただくっていうのが一番ですね」

キーワードは「暑熱順化」。
体が暑さになれることです。体が「暑熱順化」できていないこの時期は、汗に含まれる塩分が多く体温が上昇しやすいなど、熱中症になりやすい状態で、いきなり山に登って汗をかいて蒸れると危険な状態になりえます。

そして、水分の取り方も。

大山山岳医療パトロール 兠山真宏 本部長
「登り始めのところが20℃くらいですと、そのまま頂上に行ってしまうと凍ったまま飲むことはできないので、なるべくなら凍らせない方がいいと思います。」

大山の夏山開きは来月2日。
「暑熱順化」するには汗をかく適度な運動がおすすめです。

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