「花が生きるような作品を」30年近い歴史に幕…美祢市の押し花愛好会が最後の作品展

美祢市を中心に活動してきた押し花の愛好家たちでつくる「花あそびの会」が、会員の高齢化により活動を休止することになり、10日から最後の作品展を開いています。

「花あそびの会」は1997年に結成されピーク時には50人ほどの会員がいましたが、高齢化により年々減っていて、今回、活動を休止することになりました。

最後となる作品展には64点の作品が展示されています。

旅するチョウ・アサギマダラをデザインした作品には、アサギマダラが好む「フジバカマ」の花が使われています。

また、障害を持つ息子の川柳に押し花を添えたこちらの作品の数々は、親子の絆が伝わってきます。

代表を務める安田明子さんは「花が生きるように作品を作ってきた」と話し、来年のお正月用に飾るため製作したという作品は、アジサイなどを使い鮮やかに仕上げてます。

(花あそびの会・安田明子代表)「ルーマニアに行って体験会を開いたこと。みんなで押し花だけでなく、枝葉をつけて染物などを勉強し楽しかった。みんなのおかげでここまで来れた。」

作品展は美祢市の於福地区交流ステーションで12日(日)まで開かれています。

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