環境大臣らを「事実上つるし上げ」熊本の木村知事が発言→直後に訂正 水俣病懇談会マイクオフ問題

今月(5月)1日に、熊本県水俣市で、伊藤信太郎環境大臣と水俣病の患者・被害者団体との懇談の場に出席していた熊本県の木村敬(きむら たかし)知事が、きょう(10日)の定例の記者会見で、環境省の運営について言及しました。

木村知事「ああいう事務方の不手際でせっかくの意見交換の場が、また大臣に真剣に聞いてもらったのが台無しになってしまったのが非常に残念です」

また、「マイクの音量がオフにされたと気付いた時点で指摘できたのでは」という記者からの質問に、木村知事は「真剣に聞いている大臣に対して指摘するという雰囲気ではなかった」と話しました。

一方、木村知事は懇談会の状況を説明する際にこう発言しました。

木村知事「事実上、つるし上げになっていたんです 大臣も環境省も」

その後、「つるし上げ」という発言について、記者の指摘を受け訂正しました。

記者「患者団体が大臣や環境省を吊し上げたという認識で発言した?」
木村知事「素直に言葉を訂正します。申し訳ありません。大臣や担当者が叱責されたことを言いたかった」

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