大竹まこと 環境省マイク切り問題に怒り「事務方と大臣の共謀」「記事になったから謝った」

怒りの大竹

タレントの大竹まことが10日、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ!」に出演。水俣病の患者らの団体との懇談会で、環境省の職員が団体側の発言を遮り、マイクの音を切った問題についてコメントした。

この問題は1日に熊本県水俣市で開かれた懇親会で、被害者らが苦しい実情を伊藤信太郎環境相に訴えている途中、同省が3分の持ち時間を過ぎたとの理由でマイクのスイッチを切ったもの。伊藤大臣は8日、熊本県水俣市を改めて訪れ、団体側に謝罪している。

大竹は「これが恒例化してたという話ですよね」と顔をしかめ「今回記事になったじゃない? 記事になって環境大臣が謝ったりしてるわけだよ。『もう1回やります』とか言ってるわけだよ。記事にならなかったら…ずっとこうか?と。この記事で大事なのは、ちゃんとメディアが伝えないと、こういうことはもう現場で恒例化してるという話だよ」と厳しく指摘した。

伊藤大臣は質問を切り上げた理由について「帰りの飛行機の時間などスケジュールの都合」としたが、大竹は「ちょっと待てと。次の便はないのかと。飛行機の時間ならば、『東京に帰って何々することがあるから、この飛行機でないと間に合いません』というならまだ分かるよ。そこはないんだよ。飛行機の時間が早く帰る理由に、議会の発言を止める理由になる。どう考えてもおかしいよね」とぶ然。

また、職員がマイクを切ったとされている点についても「もし事務方(職員)が止めたなら、大臣が『いやちょっと待て』と。『まだ聞いてるから止めちゃダメだよ』って言う大臣がいてもおかしくないじゃない。事務方と大臣が一緒という話じゃん、ここ。共謀だよね、これ。2人で『時間がありますからどうのこうの』みたいなのでパッパッと片付けようとしてると。それがしかも常態化してたという話だよね。『東京に帰って何してるんですか?』と、記者は記者でそこまで突っ込まなきゃおかしいよね」と苦言を呈した。

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