【巨人】阿部監督が3年ぶり一発の小林誠司を称賛「バットを持っているんだよ」

巨人・阿部監督

巨人の阿部慎之助監督(45)が2―1で勝利した10日のヤクルト戦(神宮)後、約3年ぶりとなる1号ソロ&好リードで勝利に貢献した小林誠司捕手(34)を絶賛した。

小林は1―0で迎えた7回一死走者なしの場面で相手先発ヤフーレが投じた6球目・チェンジアップをうまく捉えると、打球は放物線を描いて左翼スタンドへ。ここまで無失点と好投を続けていた戸郷へ貴重な援護点をプレゼントした。

ベンチでは秋広ら後輩も満面の笑みを浮かべながら小林の帰還を歓迎。2021年9月12日の広島戦以来の快音に小林も「チーム全員、なにより戸郷が頑張ってくれていたので、何とか追加点を、と思って振りぬきました。最高の結果になって良かったです」と喜びをあらわにした。

阿部監督は小林に対して「バットを持っているんだよ」と〝阿部節〟で豪快弾を称賛すれば「こういうのも野球だと思うし、あと1本が出れば…という試合が多かったけど、こういう僅差の試合を取ることができてね」と勝利の喜びをかみしめた。

打撃だけでなく、守っては先発の戸郷を7回無失点に導く好リードを見せた小林。これについても指揮官は「何て言うのかな。投手にも与える安心感というのがあるからね。今日は最高のゲームでした」と手放しに褒め称えた。

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