成長投資枠は「長期保有を前提に、自信のある銘柄を選ぶ」46歳・年収950万円会社員男性の新NISA戦略

All Aboutが募集している「新NISAのアンケート」から、まわりの方の成長投資枠やつみたて投資枠に対する考え方や実際の利用状況を見ていきます。今回は兵庫県在住46歳男性の新NISAプランです。

All Aboutが実施しているアンケートから、一般の方のリアルな新NISAの使い方を紹介していきます。シミュレーションでは分からない生の声から、ご自身の投資の参考になるものを見つけ出してください。今回は兵庫県在住46歳男性のエピソードを紹介します。

新NISAエピソード・回答者プロフィール

年齢性別:46歳男性 同居家族構成:本人、妻(46歳)、長男(19歳)、長女(17歳)、次男(9歳)、三男(7歳) 居住地:兵庫県 職業:会社員 世帯年収:本人950万円、配偶者なし(専業主婦) 世帯金融資産:現預金300万円、リスク資産1100万円

リスク資産内訳

(※詳細が不明なものも原文ママ記載) 本人名義 日本株:500万円 ETF・投資信託:60万円 証券口座預け金:60万円 DC年金・iDeCo:265万円 妻名義 日本株:50万円 投資信託:150万円 長男名義 投資信託:60万円

新NISAでの購入商品と金額

■成長投資枠(2024年2月末時点) ETF:25万円 三菱商事<8058>:30万円 エディオン<2730>:30万円 ■つみたて投資枠 楽天・S&P500インデックス・ファンド:月18万円(本人、妻、長男の名義でそれぞれ月6万円)

「長期保有予定の銘柄を成長投資枠で運用」

新NISAの成長投資枠を「2024年2月末時点で85万円ほど利用している」という投稿者男性。 三菱商事<8058>やエディオン<2730>といった国内企業の個別株やETF(上場投資信託)に投資をしていて、エディオンに関しては100株以上の所有で所有株数や保有期間に応じた金額の商品券がもらえるため、「株主優待目的」でもあるそう。 成長投資枠については、「長期保有予定の銘柄に使用している。短期で手放す予定の銘柄は特定口座と(使い)分けている」と投稿者。 くわえて「スポット購入の銘柄や馴染みの少ない銘柄は特定口座。自信のある銘柄は成長投資枠」と自身の感覚も重視して決めていると言います。 妻名義の新NISA口座でも同様に「次男(9歳)の学資保険代わりに毎日3000円、S&P500の投資信託を成長投資枠で購入している」と、長期保有を前提に安定感のあるインデックスファンドに積立投資している様子です。

「つみたて投資枠はS&P500一本」

いっぽう、つみたて投資枠については楽天・S&P500インデックス・ファンド一本。 投稿者本人と妻、19歳の長男の名義で(新NISAは18歳以上から口座開設が可能)それぞれ「月6万円(毎日3000円)」をコツコツ積み立てているとのこと。 「日本株は個別株で運用しているので、つみたて投資枠はS&P500一択。DC年金とiDeCoも全世界株やS&P500」に投資をしていると説明します。 2023年末で終了した旧NISAは個別株の購入のみに利用していたそうで、運用益はおおよそ「4年半で元金230万円が620万円」。一部は売却済みとのことですが、SCREENホールディングス<7735>(+80万円)、住友商事<8053>(+110万円)、三菱商事<8058>(+50万円)、ハニーズHD<2792>(+25万円)、イオン<8267>(+20万円)と軒並み上昇している様子です。

「貯蓄の割合は少なめ。いざとなればリスク資産を売却する」

毎月の貯金額は投稿者の給与から月「5万円」程度を「次男、三男の教育費」としてキープしているとのこと。 現在の資産「現預金300万円、リスク資産1100万円」はリスク資産の割合が高めの印象ですが、これについては「個人的には貯金は出来ていない。いざとなれば個別株や投資信託を売却する予定」だと割り切って考えているそう。 最後に、今後も投資スタンスを変えず「妻や長男名義では積立投資のみ。(自分は)個人的に日本株を長期保有(にくわえ)、今年から毎日3000円つみたて投資枠でS&P500を購入」を継続していくつもりだと語られていました。 ※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています ※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます ※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません ※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします (文:あるじゃん 編集部)

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