サウジスマッシュ2024＜5月1～11日／サウジアラビア ジッダ＞
10日、男子ダブルス決勝で戸上隼輔（22=井村屋グループ）／篠塚大登（21=愛知工業大学）が馬龍（35）／王楚欽（23＝中国）にゲームカウント0-3で敗れ、準優勝となった。
今大会、破竹の勢いで決勝まで勝ち上がったパリ五輪日本代表ペアの戸上／篠塚。
まだペア歴は浅くダブルス世界ランクは44位だが、準決勝では同6位のルブラン兄弟ペア（フランス）をストレートで下すなど、その実力は世界のトップクラスといえる。
対する馬龍／王楚欽は、五輪2連覇のレジェンドと現世界ランク1位が組んだまさに最強ペア。両ペアともにパリ五輪団体戦でのダブルス起用の可能性が高い言われており、五輪での日本対中国戦を占う注目のカードとなった。
第1ゲーム、戸上が強烈なバックドライブを放つなど日本ペアが要所で鋭い攻めを見せたが、大きいラリーでは中国ペアが上回り、6-11でゲームを失う。
第2ゲームも中国が強さを見せつける展開。日本もストップなど台上プレーで強打を防ごうとするが、中国ペアのツッツキも質が高く、少しでも返球が長くなると打ち込まれてしまう。
活路を見出すことができず、5-11で王手をかけられる。
あとがなくなった日本は、第3ゲームも出足から馬龍に回り込みフォアドライブを決められる苦しい流れに。
終盤に粘りを見せ、篠塚がカウンターを決めるなどして1点差まで食らいついたものの、実力に勝る中国ペアがストレート勝利。
決勝は悔しい結果となったが、WTT最高峰の今大会で準優勝という堂々たる結果を残した。
＜サウジスマッシュ2024 男子ダブルス決勝＞
戸上隼輔／篠塚大登 0-3 馬龍／王楚欽（中国）
6-11/5-11/9-11
