焼酎製造最大手の霧島酒造(都城市)は10日、芋焼酎「赤霧島」の1800ミリリットル入り紙パック(アルコール度数25度)の販売を7月1日から休止すると発表した。販売再開時期は未定。
原料のサツマイモ「紫優(ムラサキマサリ)」が、芋を腐らせるサツマイモ基腐(もとぐされ)病の影響で、十分に確保できない状況が続いているため。「赤霧島」の別商品3種類は販売継続する。
基腐病による販売休止は2023年2月、主力の「黒霧島」「白霧島」の紙パック商品群などに適用して以来。同社によると、両商品についても完全な販売再開に至っていない。