リニアトンネル工事で出る大量残土 受け入れ候補地の岐阜・御嵩町長が一部受け入れの方針「やむをえない」

リニア中央新幹線のトンネル工事で発生する大量の残土の受け入れ候補地となっている岐阜県御嵩町の町長が2024年5月10日、残土の一部を受け入れる方針を示しました。

10日、御嵩町の渡辺幸伸町長(57)は記者会見し、リニア残土の受け入れについて、自然由来の有害な重金属が含まれるものは受け入れないとしましたが、それ以外の残土の受け入れはやむを得ないとする方針を示しました。

残土を受け入れる候補地には、環境省が選定する重要湿地が含まれることから、町民らから環境への影響を懸念する声があがっていました。

御嵩町の渡辺幸伸町長:
「全否定した状態ではなかなか協議に入れない。健全土による一部の埋め立てはやむを得ないと判断したものでございます」

町は来週にもJR東海と協議に入る予定です。

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