西武は10日の楽天戦(ベルーナ)に2―13と大敗し今季4度目の4連敗。借金は最大の11となった。
今季初登板、初先発した青山美夏人投手(23)は初回一死三塁から捕手・古賀の捕逸で先制を許すと3回、4回にも犠飛、適時打で1点ずつを失い試合の主導権を手放した。
3番・中村剛、4番・佐藤龍、5番・岸のクリーンアップに今季初出場の蛭間を7番に入れた打線は楽天先発・早川の前に6回まで7安打を放ったものの決定打は出ず…。得点は5回、相手の適時暴投による1点のみ。
大勢の決した9回に打線は3連打を放ち1点を挙げたものの時すでに遅し。計10安打を放ちながらこの日も攻撃の形ができなかった。
6回以降は本田、ヤン、浜屋のリリーフ陣が計10安打7四死球10失点と崩壊し、立て直しが利かなかった。
5回途中8安打3失点で負け投手となった青山は「ボール先行が多くなってしまい、四球に繋がる場面もありました。ピッチャーゴロを内野安打にしてしまい、そこをしっかりとアウトにすることができればリズムにも乗ることができたと思います。今年初登板というところで緊張はありましたが、低めを意識して投げていました。その低め球をなかなか振ってくれなかったのでそういうところは今後の課題です」とこの日の登板を振り返った。