中国ラオス鉄道、メーデー連休の越境輸送は貨客とも増加

中国ラオス鉄道、メーデー連休の越境輸送は貨客とも増加

雲南省のラオス国境に位置する磨憨(モーハン)鉄道口岸(通関地)で撮影した高速鉄道列車「瀾滄号」(左)と「復興号」。(4月9日、ドローンから、昆明=新華社配信)

 【新華社昆明5月10日】中国雲南省の昆明税関は6日、中国とラオスを結ぶ「中老鉄路」について、今年の労働節(メーデー)連休(1~5日)期間の国境を跨ぐ貨物輸送量が前年同期比26.2%増の8万7400トン、旅客輸送量が2倍の延べ4067人だったと明らかにした。

 同税関に所属する勐腊税関鉄道口岸(通関地)監督管理科の朱竜飛(しゅ・りゅうひ)副科長によると、中国ラオス鉄道の波及効果が高まり、輸送品目の構造も最適化が進んでいる。ハイテク製品の輸出が続き、農産物・食品や鉱産物の輸入量が増加したことが貨物輸送量の急増につながった。貨物の通関にかかる時間も開業当初の40数時間から5時間以内に短縮されており、1~4月の輸出入貨物輸送量は前年同期比32.9%増の183万3400トンに上った。

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