【阪神】岡田監督 乱調5四死球の青柳晃洋をバッサリ「あんな投球で勝ちはやれんよ」

苦しみながらも6回途中まで投げた阪神・青柳晃洋だが…

阪神は10日に行われたDeNA戦(横浜)を4―3で制し、3連戦初戦を白星で飾った。

ただ、先発した青柳晃洋投手(30)は立ち上がりから苦しんだ。一死後に2番・関根に四球を与えると、続く3番・佐野には初球から死球。一死一、二塁のピンチを招くと、4番・牧と5番・宮崎に連続で四球を許し、早くも押し出しで先制点を献上。無安打で1点を与える自滅投球に満員のスタンドも大きくどよめく事態となった。

その後は回を重ねるごとに調子を戻し、粘り強い投球を見せたものの、2点をリードしてもらった直後の6回に再び乱れた。頭部負傷で緊急退場した宮崎に代わって出場した森敬と筒香に連打を浴び、1点差に詰め寄られ、降板を告げられた。

悔しそうな表情を浮かべながらマウンドを後にしたが、2番手・石井も後続に打たれて青柳は6回途中125球4安打5四死球3失点。勝敗はつかず、右腕は試合後に「申し訳ない」と反省の言葉を口にした。

登板前には「前回、投手に押し出し四球を出してしまったっていう反省があったので。そういう無駄な四死球というのがなければいいかなと思います」と意気込んでいたが、思いとは裏腹の結果に終わった。

岡田監督も青柳について「あんな投球で勝ちはやれんよ」と手厳しくコメント。ここからどう巻き返していくのか見ものだ。

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