公選法違反で元鹿児島市議を書類送検 娘の初当選市議を応援、告示前文書頒布疑い 鹿児島県警

 鹿児島県警は10日、4月に行われた鹿児島市議会議員選挙で告示前に投票を呼びかける文書を頒布した疑いがあるとして、公職選挙法違反の法定外文書頒布の疑いで、当選した池山美月市議の母親の志摩れい子元市議(80)を書類送検した。

 関係者によると、志摩元市議は市議選告示前の今年3月、池山市議に投票を呼びかける趣旨の文書を有権者などに頒布した疑いがある。

 志摩元市議は鹿児島市議を6期務め、先月初当選した池山市議の選挙活動を支えていた。志摩元市議は「市民の皆さま、関係者各位にご心配をおかけし大変申し訳なく思っている。今は捜査機関に対して真摯(しんし)に対応している」とコメントした。

© 株式会社南日本新聞社