サウジスマッシュ2024<5月1~11日/サウジアラビア ジッダ>
10日、女子シングルス準決勝で早田ひな(23=日本生命/世界ランク5位)が陳夢(30=中国/同4位)にゲームカウント0-4で敗れ、決勝進出を逃した。
昨日はインド選手の異質プレーを攻略して4強入りを果たした早田。続く準決勝の相手は、日本の平野美宇、張本美和を破って勝ち上がった東京五輪女王の陳夢。
過去7連敗を喫していた難敵だったが、今年2月の世界卓球女子団体決勝では早田が初勝利をあげている。
出足はバックサイドを突かれて、早田は得意のフォアドライブを打つ形を作ることができない。
バックハンドで相手のミドルを攻めて4-9から9-10まで迫ったものの、あと1本が奪えず、第1ゲームを失う。
陳夢 Photo:World Table Tennis
第2ゲームは陳夢が打球点の早いバックハンドで早田のフォアサイドを突いて得点を重ねる。
早田から仕掛ける展開でもカウンター気味にブロックで返され、なかなか打ち崩すことができない。
第3ゲームはアグレッシブに前陣で攻め返した早田が、陳夢のバックハンドを読んだストレートへのフォアカウンターなどを決めて5-0とリード。このまま逃げ切りたいところだったが、陳夢が驚異の8本連取で逆転。
終盤、早田も強気のバックハンドで食らいついたが、10-10でのレシーブがネットミスとなり、ゲームカウント0-3と王手をかけられる。
流れを引き寄せるべく、第4ゲームでは様々なサーブを試した早田。中盤バックサーブが効いたものの逆転にはいたらず、最後はバックハンドがオーバーとなり試合終了。
健闘を見せたが、東京五輪女王の力を見せつけられた結果となった。
<サウジスマッシュ2024 女子シングルス準決勝>
早田ひな 0-4 陳夢(中国)
9-11/5-11/10-12/7-11