ガザ休戦合意に向けた取り組み、振り出しに戻る=ハマス

[カイロ 10日 ロイター] - イスラム組織ハマスは10日、仲介者が提示した休戦案をイスラエルが事実上拒否したため、パレスチナ自治区ガザの休戦合意に向けた取り組みが振り出しに戻ったとの見方を示した。

声明で、休戦交渉を巡る戦略の見直しに向け、パレスチナの各派閥と協議するとした。

また、ハマス幹部は同日、ハマスは平穏と人質交換の合意を望んでいるが、イスラエルのネタニヤフ首相は戦争の継続を望んでいると主張。「ハマスは休戦交渉を中断も撤退もしていない。イスラエル側が仲介者の提案に反対した」と述べた。

ガザでのイスラエルとハマスの戦闘休止と人質解放に向け、仲介国エジプトの首都カイロで7日から開かれていた間接交渉は合意に至らず、9日に終了した。

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