三菱重工浦和が仁川を破りアジアの頂点へ 日本代表FW清家が同点ゴール決めた!「自分にとって人生の宝物に」

 同点ゴールを決め、ガッツポーズを見せた三菱重工浦和のFW清家貴子 写真提供:WEリーグ

 「女子アジア・クラブ選手権・決勝、三菱重工浦和2-1仁川」(10日、浦和駒場スタジアム)

 決勝で、WEリーグの三菱重工浦和が仁川(韓国)を2-1で破って優勝した。3月に一度は中止が決まったが、アジア・サッカー連盟が方針転換して実施に至った。この大会は10月に開幕する新設の女子アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の準備大会として、8チームが参加して開催された。

 ACLを3度制した男子に続いてアジアの頂点に立った。前半13分に自陣でのミスから失点を許すも、同22分、26分と立て続けに得点を奪い逆転。このリードを守り切った。同点ゴールを決めた日本代表FW清家は「自分にとって人生の宝物になった。代表のうれしさとは別の、格別なものがある」と喜んだ。楠瀬監督は「一度中止となった決勝を実現してくださった方々に感謝している。最後まで気が抜けない試合で、優勝はホッとした」と話した。

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