DeNA・宮崎 打球が頭部直撃 担架で運ばれ交代「頭部打撲」と診断

 6回、負傷した宮崎を心配する三浦監督(撮影・金田祐二)

 「DeNA3-4阪神」(10日、横浜スタジアム)

 DeNAは思わぬアクシデントに一時騒然とした。六回の守備で、宮崎敏郎内野手が三塁付近で打者・井上のイレギュラーバウンドした打球を側頭部付近に受け、緊急交代。チームドクターの診察で「頭部打撲」と診断され、三浦監督は「明日以降は様子を見て」と話した。

 宮崎はその場でうずくまったまま、しばらく立ち上がれなかった。ブルーシートで囲まれたまま、担架で運ばれ退場。試合後、三浦監督は「意識はしっかりしている。出血?ないです」と状況を説明し、宮崎も帰途に就いた。

 重苦しいムードを破るべく、急きょ途中出場となった、この日昇格したばかりの森敬が、六回に先頭打者で右越え三塁打を放ち奮起。続く筒香の適時三塁打などで同点に追い付いたが、勝利には結びつかず。指揮官は「もう1点取れなかったのは監督の責任」と厳しい表情で話した。

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