[DATAで見るケータイ業界] 都市部を中心に削減が進むキャリアショップ、店舗数の半数超は三大都市圏以外に

by MCA

本誌にて以前お伝えしたとおり、キャリアショップは減少の一途をたどっている。

都市部を中心に削減が進むキャリアショップ

エリア別の店舗数推移を探るため、三大都市圏とその他道県の4つのエリアに分け、直近2年間の増減率を算出した。すると、各社とも三大都市圏の方がその他地方より削減幅がわずかながら大きい結果となった。

表には記載していないが、メイン3ブランドあわせた増減率は、三大都市圏が-7.2%、その他道県が-6.0%で、減少率には1.2ポイントの開きが出ている。

店舗数の半数超は三大都市圏以外に

増減率とあわせて、エリア別の店舗数比率も整理してみた。その結果、店舗数に占める三大都市圏以外の比率は、最も低いソフトバンクも50.1%で半数超となった。

1年前にも同様の集計を行っているが、その際は49.8%と若干ではあるが半数を下回っていた。三大都市圏以外の比率が高まる動きは他ブランドも同様で、NTTドコモは0.1ポイント増、auは0.4ポイント増となっている。

都市部を中心に店舗の削減が進められたことで、それ以外の地方にある店舗の存在感が増す現象が各社共通で起きていることが分かった。

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