巡りのいい体ってこんなにラク! 肩こりがとれて全身が軽くなり自然と姿勢が整った3週間の足刺激生活

By 鈴木 きよみ

足から全身に働きかけることで健康的な毎日を生み出す「足ウェルネスⓇ」というライフスタイルを提唱している足のひと 鈴木きよみさん。今回のモニターのらんさんは、ツラい肩こりやむくみ、便秘でお悩みでした。足相診断によって、血流の悪さが不調の原因だったことが明らかになりましたが、3週間の足刺激を続けてみて体調に違いは感じられたのでしょうか? モニター生活の様子をくわしくお伝えします!

*きよみ先生がらんさんを施術したときの様子は、「血流の悪さが肩こりや便秘の原因に! 巡りを促す足刺激テクニック」から読むことができます。

寝る前の足刺激で、体が温まりゆっくり眠れた

前回、きよみ先生の足相診断を受けて以来、すぐに自分で足刺激をするようになったというらんさん。自宅ではどのように足刺激を行っていたのですか?

らんさん:毎晩、22時ころから15分くらいかけて、ベッドやソファーの上でカッサを使いながら行っています。オイルを使うと、肌がやわらかくなってマッサージ効果が上がり、足全体の冷えが軽減するように感じます。寝る前に足も体も温まるので、ゆっくりと睡眠がとれるようになりました」

足刺激をして、特に痛かった部分はありますか?

らんさん:「足裏の真ん中にある土踏まずの部分が特に痛かったです。また、最初は足裏の肌がかたかったのですが、刺激するうちにやわらかくなってきました」

らんさんは前回の足相診断のときに、土踏まずにある消化器のゾーンが冷えていることを指摘されていたので、刺激すると痛みを感じたようですね。

足裏のゾーンを押してみて痛いところがあったら、働きが弱っているサインです。痛みがやわらぐまで根気よく刺激すると調子が整いますよ。

●足裏のゾーンマップ

肩がこらないとこんなにラク! 巡りのよさを実感

いちばんのお悩みだった肩こりについて変化はありましたか?

らんさん:「以前は毎日のように感じていた肩こりですが、今は週に1~2回に減って、ツラい日はほとんどなくなりました! こりがとれたせいなのか、肩の可動域が広がって肩が上げやすくなったと思います」

肩こりがひどいと肩全体が固まったようになり、動かしにくいと感じる人も多いのではないでしょうか。らんさんは、足刺激によって血流がよくなった結果、肩こりもラクになったのかもしれませんね!

らんさん:「そうだと思います。足の指が全体的に広げやすくなりましたし、足首も回りやすくなったので、体の巡りがよくなったのかな、と感じています」

らんさんは、疲れがとれにくいというお話もしていましたが、それにも血流の悪さが関係していたようですね。

らんさん:「仕事で毎日パソコンを使うので、完全に疲れなくなったわけではないのですが、ぐったりする日はかなり減ったと思います。血の巡りがよくなったことで、肩だけでなく腕や足全体もスッキリと軽く感じて、自然と姿勢がよくなった気がします。そのせいか、長時間歩いても疲れにくくなったと実感しています」

らんさんは、足がむくみやすいこともお悩みでしたが、今はほとんどむくまなくなったそうですよ。ただし、便秘については、明らかな改善にはもう少し時間がかかるようです。

らんさん:「残念ながら便秘はまだ改善されていないのですが、便通の回数は増えたと思います。また、便のかたさが若干やわらかくなったのか、力むことが減りました」

便秘についても、少しずつ効果の兆しが表れ始めているようですね!

それでは、実際の足相は以前と比べて違いがあるのか、きよみ先生に見てもらいましょう!

巡りがよくなったことを示すのはピンクの足色

らんさんの足相を見比べてみましょう。足刺激前よりも3週間後のほうが、足の色がよくなっているようですよ!

●足刺激前

●3週間後

きよみ先生:「足刺激前は、土踏まずやかかとの血色が悪く、白や黄色に見えますね。足裏の土踏まずから下の部分は、体の胸から下の部分を示すので、お腹や骨盤内が冷えていることを表す足色です。3週間後の足裏では、土踏まずの白さが目立ちにくくなり、かかとの色がきれいなピンク色に変化していますね! かなり血流がよくなっているようですよ」

らんさんの血流のよさは、足の外側面の色からも確認することができます。

●足刺激前

●3週間後

きよみ先生:「足の外側面の色(丸囲みの部分)を比べるとわかりやすいのですが、足刺激前は側面の一部に血色のよさは見られるものの、黄色っぽい肌色が目立ちます。3週間後は、足の側面が指先からかかとまで全体がピンク色で、血色がよくなったのがわかりますよね! 体の巡りは確実に促されているので、このまま足刺激を続けていけば、体調が上向きになるのをもっと実感できるはずですよ」

きよみ先生に教えてもらった、巡りがよくなったことを実感する目安は『肌の状態』なんだそうですよ!

きよみ先生:「全身の巡りがよくなると、肌がきれいになる人がほとんどです。肌の調子がよくなったと感じられたら、巡りがよくなったサインだと覚えておいてくださいね!」

最後にらんさんに、3週間のモニター生活を体験した感想をお聞きします。

らんさん:「最初は足刺激をするだけで体調に変化が起こるのかな?と心配でしたが、日に日に体の調子がよくなり、肩こりやむくみがラクになってきたのがわかり、目から鱗でした! 体のこりがなくなると呼吸が深くなり、表情にもゆとりが生まれたように感じます。もっと早くにこの知識を知って、実践したかった!と思ったほどです」

体の巡りをよくすることは、さまざまな不調をケアすることにつながります。まずは足裏ゾーンマップを参考に、痛みを感じるゾーンをしっかり刺激することから始めてみませんか?

取材・文/牧内夕子

*鈴木きよみ先生の足相学が1冊にまとまりました! 足をチェックするときに欠かせない、ゾーンMAPをはじめ、足の形、色、しわ、温度などのチェックポイント、各症状別の足相、そしてそれを解決すべきゾーンセラピーの方法などがわかりやすくまとまっています。初めてご自分の足裏を見るという方にも、足裏のケアを続けてきた方にも、すぐに役立つ1冊です。ご自身の体調管理を、足裏から始めてみてはいかがでしょうか。全国の書店、ネット書店で販売しています。

『すべての不調は足裏をみればわかる!』(ワン・パブリッシング刊)

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