スマホのタッチパネル画面にも使える!クールなシャープペンシル「ロットリング800+」とは?

ロットリング800+ 0.7mm全景

子どものころ、お気に入りの消しゴムやをえんぴつを、かわいい筆箱に入れて持っていたマチュア世代のみなさんも多いことでしょう。文字と文房具に並々ならぬ関心と愛情をもつ、文具ライターの小日向 京さんに、スマホのタッチパネル画面にも使えるシャープペンシルを紹介いただきました。

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昨今、中学・高校生を中心に爆発的な人気を得ているのが「シャーペン」ことシャープペンシルです。

筆者が小学生だったはるか昔でも「高学年になるまでは鉛筆を使わなければならない」とされて、皆が早く教室で手にしたいと切望していたのがシャープペンシル。当時はシャープペンシルといえば0.5mm芯が主流で、細い芯は罫の狭いノートへ画数の多い漢字を書くのにも具合が良く、またノック式でカチカチと芯を繰り出すメカニカルな動作は「勉強ができる」という印象が際立っていました。

あれから50年近く経って、シャープペンシル熱はますます加速。現代の中高生たちは木軸を究めたりなどひときわ高額なものも各種使っているといい、勉学への情熱(か文具熱か)はとどまるところを知りません。

そんなシャープペンシル界のなかで長年不動の人気を誇っているのが、今回紹介する「ロットリング(rotring)」です。

ロットリングは1928年にドイツで設立された、製図用筆記具で定評のあるメーカーです。特にパイプ状のペン先をしたインクペンには定評があり、一定の細いインク線が正確に引けることから製図に、作画にと絶大な信頼を得ています。

ロットリングが展開するシャープペンシルの軸はプラスチック製の軽いものから金属製の重いものまで多種あり、なかでも金属軸の「600」は愛用者多数。

その600とほぼ同サイズで、持ち運び時には芯先のパイプを軸内に格納できるモデルが「800」で、さらに800のパイプ格納時にスマートフォンやタブレットのタッチパネル画面に使えるスタイラスペンの機能を加えたのが、写真の「800+(プラス)」です。

芯先のパイプを格納したところ

こちらが800+のパイプ芯を格納したところです。ノック部がある軸上部のリングをひねってパイプ芯を格納←→繰り出しします。
800+の大きな特徴がこの、パイプ収納後のペン先です。この先端がシリコン素材でスタイラスになるという優れもの。

パイプ芯格納時の先端シリコン部分

スマートフォンやタブレットのタッチパネル画面に指紋をつけたくない人は指代わりとして普段の操作に使うのも良いですが、なんといっても便利なのが「画像の修正時」で、指で行なうよりもずっと細部までレタッチできます。ちょっとした絵の作成にも、書類画像への書き込みにも、きっちり直線や曲線をコントロールできて役立ちます。

芯は出したまま格納←→繰り出してすぐ筆記

シャープペンシルとしての機能もすこぶる上々。このパイプ芯から芯を好きな長さに出したままで格納できるため、書き出し時にノックすることなく記述に入れます。

また、ロットリング金属軸ペンの特筆すべき点としてグリップ(握る)部分のローレット加工の安定感の良さが挙げられます。細かな凹凸は指紋に吸いつくようにフィット。指が滑らずにしっかりと握ることができるのも快適筆記の理由のひとつとなっています。

消しゴムも付属&パイプ芯を出し入れするリング部

こちらは天冠部です。ノック部品を外すと消しゴムがあるのは、他のシャープペンシルと同様。その土台となる赤と金のリング部のローレットが、パイプ芯を出し入れする時の回転グリップです。
この回転は慣れると両手を使わずとも片手でひねると行えるので、気軽に出し入れできることでしょう。

シャープペンシルは消せる筆跡として、メモや手帳、ちょっとした書きものにも便利です。
長年使っていなかったというかたも、中高・学生時代を思い出しつつまた手にしてみるのも一興かも知れません。

こちらの800+には0.5mmと0.7mm芯があり、軸はブラックとシルバーの展開です。
六角軸と丸軸が織りなすクールな外観を楽しみながら、日々の書きものに清々しく向き合ってまいりましょう。

【参考】
ロットリング 800+
https://www.rotring.jp/


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