ガザ「集団墓地」調査を 安保理報道声明

ナセル病院の「集団墓地」に埋められた遺体を収容するガザ当局者ら=4月21日、ガザ南部ハンユニス(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は10日、パレスチナ自治区ガザ北部のシファ病院と南部ハンユニスにあるナセル病院で見つかった「集団墓地」について、透明性のある徹底した調査が必要だとする報道声明を発表した。ガザ当局は、イスラエル軍が民間人を殺害した後に埋めたと主張。イスラエル側は否定している。

 報道声明は、女性や子ども、高齢者ら数百人の遺体が見つかったとする報道に「深い懸念」を表明。国際法違反の疑いがあり、イスラエルやガザ当局に「説明責任」があると指摘した。

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