【装蹄師・西内荘コラム】オーサムリザルト、ノットゥルノが交流重賞で活躍

G1レースが続く中、先週と今週は担当する馬の出走はありません。ですが、新潟大賞典のヤマニンサルバムから、交流重賞では名古屋グランプリのノットゥルノ、エンプレス杯のオーサムリザルトが勝利をあげてくれていい緊張感があります。

とくに地方の競馬場でのレースになると馬場の特徴とかが分かりにくいので情報収集するのも逆に知らない場所の特徴を知るのは楽しいもので、その競馬場に合った蹄鉄の種類は勿論のこと削蹄にも適正を模索したりもします。日本も近年は世界的に賞金の高いダートレースに力を入れてるようにも思えるし、高額賞金を目指して海外にも積極的に遠征する厩舎が増えました。

芝、ダート最高峰の競馬を目標に

私はアメリカ競馬の装蹄を目標にしてきたので、若い頃はケンタッキーダービーを勝てる馬の装蹄をしてみたいと目標に掲げていたのですが、日本は芝がメインでいつしか私自身も目標は凱旋門になっていました。ですがダート競馬が注目をあつめるようになってきたのでどっちも目標にしないといけませんね。やっぱり競馬は楽しいです。

今週の重賞は京王杯スプリングカップのロードマックスしかいません。近走成績があがっていませんし相手も強いですが、装蹄の感じからはすごくよかったです。未勝利戦で楽しみにしているのは初出走のペシュブロンシュで装蹄の感じから父ゴールドシップにも感触が似てるけどメジロマックイーンにより近い感じがしていてどんな走りをするのかか楽しみです。

●5月11日(土)
・新潟
2R スマートレザルト
3R コスモララバイ
8R スマートハンター
ダノンフューチャー

・京都
6R インザビギニング
10R サイモンザナドゥ
アオイイーグル
12R ベンダバリラビア

●5月12日(日)
・京都
2R ペシュブロンシュ
グランスカーレット
10R チュウワノキセキ

以上が装蹄から感じた好感触馬です。

© 株式会社競馬のおはなし