フェラーリF1がイモラに向けて大型アップグレードをテスト。ルクレール&サインツがフィオラノでフィルミングデー走行

 スクーデリア・フェラーリは、5月10日、フィオラノのテストコースでフィルミングデー走行を行い、SF-24のアップグレードパッケージをデビューさせた。この新パッケージは次戦F1エミリア・ロマーニャGPで導入される予定だ。

 9日にはFIAに協力し、雨天の際に後続車の視界を改善するためのスプレーガードのテストを行ったフェラーリは、10日はフィルミングデーとして、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツがSF-24のアップグレード版パッケージを走らせた。

 フェラーリは当初、このアップグレードをマイアミGPに持ち込むことを検討したが、スプリント・フォーマットの週末であることを考えるとニューパーツのスペアが十分でないというフレデリック・バスール代表の判断で、エミリア・ロマーニャでの導入が決まった。

2024年F1第6戦F1マイアミGP シャルル・ルクレールとカルロス・サインツ(フェラーリ)

 アップグレード版には、新たな形状のサイドポッド、異なるノーズコーンとフロントウイング、大幅にモディファイされたフロアが含まれる。マラネロの技術陣営は、このアップグレードにより、特にレースペースにおいて、SF-24はレッドブルRB20に近づくことができると信じている。

 フィルミングデー走行であるため、デモタイヤを使用することになるが、従来のSF-24がデモタイヤでフィオラノを走った際のデータがあるため、フェラーリはふたつのパッケージを直接比較し、シミュレーターと実際の走行との相関性についても評価することが可能だ。

 この日は、前日に引き続きアーサー・ルクレールとオリバー・ベアマンも参加し、2022年型フェラーリF1-75で走行を行っている。

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