なぜ「5月13日はカクテルの日」なの?曖昧な由来に驚き!『ラブストーリーズ コナーの涙/エリナーの愛情』のノンアル・カクテルをデザート感覚で【映画メシ #32】

幼い我が子を亡くした夫婦。夫は哀しみを夫婦で乗り越えようとしますが妻の心を捉えられずにいます。一方、妻は自分が抱える哀しみを夫が理解してくれないと感じ、アパートを出て実家に戻ります。幸せだった昔をお互いに恋しく思い出しては関係性を模索するのですが……。夫と妻、それぞれの視点による2部作構成で描かれるヒューマンドラマです。

ノンアル・カクテル「シャーリー・テンプル」&「フルーツ・パンチ」

今回のレシピは、『ラブストーリーズ』劇中で妻が夫に会いに行くシーンで登場するノンアルコールカクテル「シャーリー・テンプル」。子どもでも飲めるということで、1930年代の人気子役女優の名前から付けられました。

なお「カクテル」の語源自体には諸説ありますが、その言葉が知られるようになったのは1800年代初頭とのこと。NY州のある新聞に掲載された「cocktail(鶏の尾)」という聞き慣れない言葉に読者から問い合わせが殺到し、それに対して5月13日の紙面で「様々な種類のスピリッツ、砂糖、水、ビターズからなる刺激的な酒」と回答したのが<カクテルの日>制定の由来とされています。

材料(1杯分 )

<シャーリー・テンプル>

ジンジャーエール(甘口) ・・・ 約150ml
グレナデンシロップ ・・・ 20ml
レモン ・・・ 1個
ロックアイス ・・・ 適宜

<フルーツ・パンチ>

オレンジジュース ・・・ 80ml
パイナップルジュース ・・・ 60ml
レモンジュース ・・・ 20ml
グレナデンシロップ ・・・ 5~6滴
ロックアイス ・・・ 適宜

作り方

<シャーリー・テンプル>

  • 林檎の皮剥きのようにレモンの皮をらせん状に剥き、皮をロンググラスに入れます。
  • ①のロンググラスいっぱいにロックアイスを入れます。
  • グレナデンシロップを入れて、ジンジャーエールを適量まで注ぎ、ステア(軽く混ぜる)します。

<フルーツ・パンチ>

  • ワイングラスの様な脚付きのグラスに、ロックアイスを入れます。
  • オレンジジュース・パイナップルジュース・レモンジュース・グレナデンシロップを注ぎ、ステアします。
  • スライスしたオレンジとレッドチェリーをピンで刺し、グラスに添えます。

ポイント

グレナデンシロップは、ザクロ果汁と砂糖からできるノンアルコールの赤いシロップで、様々なカクテルに使用されます。テキーラ・サンライズ(テキーラベース)、ベリーニ(スパークリングワインベース)、ニューヨーク(ウィスキーベース)、ピンク・レディー(ジンベース)など、是非色々なカクテルにチャレンジしてみて下さい。

レシピ監修・撮影:渡辺ひと美
酒料理研究家、唎酒師(SSI顧問)、商品開発/割烹料理店「霞町 三〇一ノ一」オーナー

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