古河一に還暦を越えた頼もしい応援団長が帰ってきた!「あと何年生きられるかわからないが、生きている間はずっと応援していく」

観客席から声援を送る古河一応援団長・粕谷光一(写真=古部亮)

 古河一に頼もしい応援団長が帰ってきた。

 令和6年度関東高校サッカー大会茨城予選の準決勝、霞ヶ浦戦に古河一の観客席からピッチに熱い声援を送る還暦を越えた応援団長・粕谷光一さんの姿があった。

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 5年前から地元の古河サッカー場での練習はもちろんのこと、公式戦・カップ戦・遠征にも足を運び選手や学校関係者に慕われる粕谷さん。古河一が17年ぶりの優勝を果たした今年の2月に行われた令和5年度茨城新人戦(新人選手権大会)はガンと闘病中だったため、選手たちの雄姿を見ることは叶わなかった。

練習を眺める古河一応援団長・粕谷光一(写真=古部亮)

 新人戦の結果を病室で知ったという粕谷さん。「LINEで”やりましたー”というメッセージとみんなが喜んでいる動画をもらって、それを見て嬉しくて病院の中で大泣きしました」と古河一が歓喜に包まれた日を振り返る。

 「古河一は自分の中ではなくてはならない存在。あと何年生きられるかわからないですけど、生きている間はずっと応援していきます。とにかく頑張ってもらいたい。それだけですよね」

 頼もしい応援団長が帰ってきた古河一。関東予選では惜しくも準決勝敗退。目下の目標は夏の全国大会出場だ。

(文・写真=古部亮)

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