by 清田大介
アニメやゲームの世界に限らず、個々の世界観を表現するコスプレ。昨今では毎週全国どこかで何かしらのイベントが開かれてるほど人気だ。本連載ではコスプレ撮影に注目し、前編を「モデル（コスプレイヤー）の紹介」、後編を「撮影機材の解説」として掲載。コスプレとポートレート撮影の素敵な関係を掲載していきたい。（編集部）
＜モデルプロフィール＞
- 雪野まゆき／Yukino Mayuki
- T158 B80 W56 H88
- 趣味：焼⾁を⾷べることポケモン全般、YouTube、アニメ、映画鑑賞
- 特技：アンパンマンの声真似変顔
- X ：@_Mayuki_Yukino
- Instagram：mayuki.yukino
- TikTok：@_mayuki_yukino
今回のモデルさんはBOCCHI。というアイドルグループの雪野まゆきさん。衣装は前回のかれしちゃんと同じく星箱Worksさんのジャージロリータである。今回はワンピースタイプなので同じ様なポーズをとてもかなりガーリーに写る。
アイドルということもあって、透明感を意識しながらホワイトバランスを少し青味にふる。写真に青味を足すことで、背景から差し込む光も相まって、写真全体に透明感を与える。今回はマニュアルホワイトバランスで設定している。
コミュニケーションを取りながら彼女の得意そうな表情や雰囲気を探っていく。最初は距離をある程度撮りながら徐々に『アイドルっぽいポーズをしてみて！』『お花持って』など要求を送りながらキャッチボールしながら性格を掴んでいく。
一瞬見せる横顔の儚さと、本人のノリノリの明るいキャラの振れ幅を感じたのでスタジオの世界観を生かすために引きの写真の横のカットをまず抑えるところからスタート。徐々にふざけたり座ったり寝転んだりしながら、かわいい・あざといカットも狙う。
洋服もよく観察するとポージングに使えそうなパーツが沢山あるものだ。あえて顔を隠してみたり、萌え袖を作ってみたりと今回はあざといカットも多くチャレンジしてみた。
ライティングは全般的にシンプルで、自然光をそのまま生かし、ほとんどレフ板だけで撮影している。今回のように寄り引きを沢山短い時間で撮影する必要があるときは、定常光での撮影がやりやすい。コミュニケーションと自分自身の機動力を重視しながらの撮影となった。
モデル：雪野まゆき様
衣装提供：株式会社星箱Works様
