神宮奉納春のばら展始まる ばら園も見頃 三重

【赤やピンクなど色とりどりのバラが見頃となった園内=伊勢市宇治中之切町の神宮ばら園で】

 【伊勢】三重県内のバラ愛好家でつくる「伊勢ばら会」の会員らが丹精したバラを展示する「神宮奉納春のばら展」が10日、伊勢市宇治中之切町の神宮会館で始まった。隣接する神宮ばら園も見頃を迎え、来園者らを楽しませている。

 ばら展には、伊勢ばら会の25人が、切り花と鉢植えの計約170点を出品。審査会で入賞10点が決まり、最高賞の神宮大宮司賞に、明和町の渡邊勝洋さんが育てた大輪「パローレ」が選ばれた。会場では、苗の販売もある。ばら展は12日まで。

 隣接するバラ園は、約千平方メートルの敷地に、プリンセス・マサコ、アイコなど皇室の女性の名前がつけられたプリンセスローズをはじめ、約150種、450株が植えられている。園の担当者によると、来週中に満開を迎える見込み。開園期間は、6月上旬までを予定している。午前9―午後4時、入園無料。問い合わせは神宮会館=電話0596(22)0001=へ。

 ばら展のほかの入賞者は次の皆さん。

 伊勢市長賞=福井淳(伊勢市)神宮司庁賞=田端郁都(松阪市)伊勢市議会議長賞=渡邊勝洋(明和町)伊勢神宮崇敬会賞=吉田歌代子(玉城町)伊勢市教育長賞=西山早紀子(伊勢市)神宮ばら園賞=川口恒志(同)伊勢ばら会長賞=山北直美(松阪市)ばら会新人賞=奥川文代(玉城町)ばら会努力賞=松田多美子(同)

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