五ケ所小梅の出荷最盛期 品質上々、22トン見込む 三重

【南伊勢町の特産品「五ケ所小梅」の出荷作業=同町船越で(JA伊勢提供)】

 【度会郡】三重県南伊勢町の特産品で、「みえの伝統果実」に登録されている「五ケ所小梅」の出荷が同町で最盛期を迎えている。

 五ケ所小梅は果肉が厚く、漬け上がりの色鮮やかさが特徴。果実の透明感から「真珠小梅」とも呼ばれていて、同町ではJA伊勢梅部会の部会員33戸が約3.2ヘクタールで栽培している。

 JA伊勢によると、5月末ごろまで県内3市場に約22トンを出荷する見込み。同町船越のJA伊勢南勢撰果場では、従業員らが収穫された小梅の出荷作業に追われていた。

 JA伊勢梅部会の中西博道部会長(73)は「本年度産は3月の気温が低かったことから収量は例年より少ない見込みだが、品質は上々。たくさんの方に五ケ所小梅を食べてほしい」と話した。

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