カブス・鈴木誠也が故障者リストから復帰 あすスタメン出場の予定

日本時間5月11日、カブスは右わき腹を痛めて故障者リスト入りしていた鈴木誠也を復帰させた。正遊撃手ダンズビー・スワンソンが右ひざ痛で故障者リスト入りしたことに伴う措置であり、鈴木はマイナーで2試合連続出場したあと、患部の回復のために1日休養する予定だったため、パイレーツ3連戦の初戦のスタメンからは外れている。クレイグ・カウンセル監督によると、あす日本時間5月12日のパイレーツ戦で鈴木はスタメン復帰を果たす予定。メジャーデビューのマウンドに立つ超有望株ポール・スキーンズとの対戦が注目される。

現在29歳の鈴木は今季がメジャー3年目のシーズン。オープン戦で好成績を残し、レギュラーシーズン開幕後も15試合で打率.305、3本塁打、13打点、OPS.893と上々のスタートを切ったが、日本時間4月15日のマリナーズ戦でサードゴロを打って一塁へ走った際に右わき腹を痛め、故障者リストに登録された。日本時間5月9日からマイナーAAA級でのリハビリ出場を開始し、2試合に出場して5打数2安打、1四球、1盗塁を記録。今日はもともと休養日の予定だったが、スワンソンの故障者リスト入りでロースターの枠に空きができたため、予定よりも1日早く故障者リストから復帰することになった。

鈴木は「状態はいい感じ。違和感なく身体が動いているので、今はとてもいい状態」とコメント。医師から「右わき腹痛は走塁によるもの。わき腹の故障としては珍しい」と言われたことも明らかにした。「高いレベルでプレーしていると、予期せぬことが起こることもある。だから、フィールド内の行動を変えるだけでなく、フィールド外のライフスタイルも見直そうと思った」と食生活やトレーニング方法を変え、故障の予防に努めていくつもりのようだ。

カブスは投打の主力に故障者を出しながらも、ナ・リーグ中地区で上位をキープ。スワンソンは離脱してしまったが、鈴木のほかにもコディ・ベリンジャーやジャスティン・スティールが戦列復帰を果たしており、徐々に戦力が揃ってきた。鈴木は「僕たちはチーム。みんながお互いに助け合っていく必要がある」とコメント。「僕たちはチーム一体となって戦っていけると思う。これからの戦いが楽しみ」とチームへの貢献を誓った。

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