問題行動を重ねたバックスのパトリック・ベバリー…リーグが4試合の出場停止処分を下す

5月10日(現地時間9日)、ミルウォーキー・バックスのパトリック・ベバリーに4試合の無給出場停止処分が下された。

インディアナ・ペイサーズとの「NBAプレーオフ2024」1回戦・GAME6で敗れたあと、観客にボールを複数回にわたって投げつける、現地メディア『ESPN』のプロデューサーと“不適切なやり取り”を行うといった問題行動を続けたベバリー。バックスはすでに今シーズンを終了しているため、罰則が適用されるのは来シーズンとなる。

ベバリーによる“不適切なやり取り”が起きたのは、プレーオフ敗退が決まった第6戦のあとに開催されたグループインタビューでのこと。ベバリーは『ESPN』のマリンダ・アダムス氏に自身のポッドキャストを購読しているかを尋ね、「いいえ」と答えたアダムス氏の質問を拒否。最終的にはインタビューの輪から出ていくように求めたという。

リーグの運営広報担当上級副社長を務めるティム・フランク氏もベバリーの行動に苦言を呈しており、「マリンダ氏に対する振る舞いは容認できず、プロ意識に欠けるものであり、NBA選手がメディアと接する際の基準を満たしていなかった」と声明で伝えている。

なお、罰則を命じられる前日にベバリーのポッドキャストである『The Pat Bev Podcast』が更新。観客には口汚く罵られたと背景を明かしつつも、「もっと改善しなければならない。たとえどんなことを言われても、あんなことは起こるべきじゃなかった。単純なことだ」と、ベバリーは自身の行動を悔いるコメントを残している。

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