南足柄市 5年間の教育方針を確認 南足柄市教育研究会 南足柄市・大井町・松田町・山北町・開成町

第三次基本計画の表紙

南足柄市教育研究会は4月24日、定期総会を開催した。コロナ禍のため、4年ぶりの開催となった総会の席で飯山敏明教育長は2月に策定した「第三次南足柄市学校教育振興基本計画」を説明。計画の推進に向けて教職員の理解と協力を求め、「市のめざす子ども像”夢と希望を持って、粘り強く自分の道を切り開く子ども”の実現に向けて、幼稚園、小・中学校、教育委員会で連携・協力して取り組んでいきましょう」と挨拶した。

同計画は、教育基本法第17条の規定に基づいて、地方自治体が教育振興に関する施策を総合的・計画的に推進するために策定するもの。現状と課題、めざす教育の姿や施策の方向、実現化方針などからなる。今回の計画期間は24年度から28年度の5年間。

市は、子どもたちに身に付けてほしい、3つの重視する内容を「多様性」「社会性」「主体性」と設定。これらを浸透させるため、南足柄市の「み・な・み」を頭文字とした「みとめあう」「なかまをつくる」「みらいをひらく」といったキャッチフレーズを基本理念とした。また、基本理念に基づいて、インクルーシブ教育、ICT教育等に加えて、「自然を活かした教育」「ふるさとを愛する心を育む教育」「コミュニケーション能力の育成」などを新たに掲げている。

同会は市内の幼小中の教職員が教育技術や授業力の向上をめざすもの。1972年に発足し50年以上の歴史がある。

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