西武連敗ストップへ前回ソフトバンク打線8回零封の武内夏暉が先発 楽天・内星龍と“ウチウチ”対決

ⒸSPAIA

4戦3HQSの武内夏暉

西武のドラフト1位ルーキーの武内夏暉が11日の楽天戦(ベルーナドーム)で今季5度目の先発マウンドに上がる。

22歳左腕はここまで4試合に先発して2勝0敗、防御率1.55、全試合でQS(6回以上自責点3以下)、3試合でHQS(7回以上自責点2以下)を記録と、ルーキーらしからぬ安定感抜群のピッチングを披露している。

前回登板した5月3日のソフトバンク戦(ベルーナドーム)では、自己最長となる8回100球を投げて4安打8奪三振無失点の快投。今季無敗だった大津亮介との投手戦を制し、プロ2勝目を挙げた。そこから中7日で今日の登板を迎える。

ここまでは右打者を被打率.132と抑えている一方、左打者には被打率. 227とやや分が悪い。初対戦となる楽天打線は、小郷裕哉や島内宏明、辰己涼介ら左の好打者が多く並んでいるだけに、左バッターをいかに打ち取るかが好投のカギを握るだろう。

現在チームは4連敗中で、借金は今季最多の11にまで膨らんでいる。打線の調子がなかなか上向かない中、このままズルズルといかないためにも、ゴールデンルーキーにかかる期待は大きい。

前回登板で自己最長7.1回を投げた星

一方、楽天の先発は内星龍。今季から先発に転向している右腕は、ここまで5試合に登板して1勝2敗と黒星先行も防御率2.87、4試合でQSをマークするなどローテーションの一角として十分な働きを見せている。

前回登板した5月4日のロッテ戦(楽天モバイル)では、7.1回106球を投げて8安打を浴びながらも2失点にまとめる力投。味方の援護なく黒星を喫したが、2試合連続でHQSを記録し、先発としての役割を果たしていた。そこから中6日で今日の登板に臨む。

西武とはプロ初先発となった3月31日(楽天モバイル)に1度対戦し、3回に四球と守備の乱れから3失点するも、4回以降は西武打線を1安打に抑える粘りの投球。6回78球4安打5奪三振3失点で初QSをマークし、チームの今季初勝利に貢献した。

昨日の勝利でチームはオリックスを抜き4位に浮上。このカード3連勝となれば4月2日以来の5割復帰となる。プロ4年目、伸び盛りの22歳右腕がチームの勝利を呼び込む好投を見せるか注目だ。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【パ・リーグ】
日本ハム・加藤貴之-ロッテ・C.C.メルセデス(エスコンF)
ソフトバンク・C.スチュワート・ジュニア-オリックス・A.エスピノーザ(宮崎)

【セ・リーグ】
ヤクルト・小川泰弘-巨人・菅野智之(神宮)
DeNA・中川颯-阪神・伊藤将司(横浜)
広島・九里亜蓮-中日・柳裕也(マツダスタジアム)



© 株式会社グラッドキューブ