地域課題、市長と意見交換 宇和島でタウンミーティング始まる

宇和島市の岡原市長と市民が意見を交わしたタウンミーティング

 愛媛県宇和島市の岡原文彰市長が地域課題について市民と意見を交わす2024年度のタウンミーティング(TM)が10日、始まった。初回の同市三浦西の三浦公民館では約30人が参加。6月9日までオンライン会場を含め計19カ所で実施する。

 TMは23年度から2年かけて市内全域の公民館で開いている。岡原市長は1月の能登半島地震や4月に市で震度5強を観測した地震に触れ、耐震の診断や改修といった市の補助事業を紹介。人口減少や海洋ごみ対策などの施策を説明した。

 意見交換で、地震で被災した公共施設の復旧について問われた岡原市長は「(つり天井が落下した)南予文化会館は音響をどうするのか、専門家でないと設計が難しいと聞いている」とし、設計士や業者から助言を受けながら、予算案やスケジュールを示す考えを述べた。

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