10万円が届く!なんと6回目、封筒に入った状態…市役所“意見箱”に入れられていた 鬼滅キャラ“伊黒小芭内”が投函 封筒に書かれていたメッセージは

市庁舎1階の意見箱に投函されていた現金10万円入りの封筒(富士見市提供)

 埼玉県富士見市は9日、人気アニメ「鬼滅の刃」のキャラクターを差出人名にした現金10万円入りの封筒が市庁舎内の意見箱「市政へのご提言」に投函(とうかん)されていた、と発表した。封筒には「元気の出る街づくりにご利用下さい」と書かれており、市は「まちづくり寄付基金に積立、活力に満ちたまちづくりの事業に使いたい」としている。

 市によると、封筒は縦19センチ、横10センチ。表面は薄い桃色地に花柄模様が施されており、メッセージと人気アニメ「鬼滅の刃」の登場人物「伊黒小芭内(いぐろおばない)」の名前がマジックで記載されている。中には新札ではない1万円札10枚が入っていた。

 9日午前7時55分ごろ、同庁舎1階市民ホール待合スペースに設置されている意見箱に投函されているのを登庁してきた同市秘書広報課職員が発見した。同課は8日午前7時50分ごろ、同箱を確認しており、同日午前8時から閉庁する午後5時15分ごろまでの間に投函されたとみられる。

 市の意見箱には、2022年2月8日と同年10月4日、23年5月29日と8月22日、12月14日の計5回、いずれも現金10万円入りの、白地にピンクの花柄が施され表面に「鬼滅の刃」のキャラクター名とメッセージが書かれた、同じ大きさの封筒が投函されている。

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