井上尚弥と対戦予定 グッドマン側が母国オーストラリア開催を熱望「本気で訴えていく」

サム・グッドマン

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)の対戦候補でIBF&WBO同級1位サム・グッドマン(25=オーストラリア)が母国での激突を熱望した。

専門メディア「リングニュース24」は、グッドマンをサポートしているノーリミテッド・ボクシングのジョージ・ローズ氏は「我々は井上とサムの試合を本気で訴えていく。井上は軽量級で最大の目玉だ。この体重で彼のような絵を描くことができる人は他に誰もいない。誰もが彼(との対戦)を望んでいる」と対戦を熱望した、と伝えた。

その上でグッドマンのホームとなるオーストラリア開催を希望しているという。同氏は「オーストラリアにビッグファイトを持ってこられるなら、いつでもそうするつもりだ。オーストラリアで素晴らしいショーを行いたい」と主張。その上で「(井上を)ホームグラウンド(日本)から引き離すのは難しい」としながらも「日本とオーストラリアの旅行は簡単なので、日本のサポーターも現地で観戦できる」とアピールした。

その一方、井上の共同プロモーターを務めるトップランク社のボブ・アラム氏は、9月に日本国内、12月にサウジアラビアで試合を行う計画を明かしている。また井上の次戦にはグッドマンではなく、元IBF同級王者テレンス・ジョン・へドニー(37=アイルランド)に変更となる可能性を示唆した。まだ交渉過程だが、井上をめぐるマッチメークの動向も気になるところだ。

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