卓球の「サウジスマッシュ2024」は10日、女子シングルスの準決勝が行われ、世界ランキング5位の早田ひなは同4位の陳夢と対戦。0-4で敗れ、ベスト4で敗退した。
◆【実際の映像】早田ひな、東京五輪・陳夢と繰り広げた真っ向ラリー 「インテンシティ+スピード」と公式も称賛の打ち合い
■団体戦決勝の再現ならず
早田は前日にマニカ・バトラー(インド)を下し自身初のベスト4へ。迎えた準決勝は2月の「世界卓球団体戦」の決勝で勝利していた陳夢。
今大会2回戦で平野美宇(木下グループ)、準々決勝では張本美和(木下グループ)を下してきた相手は、早田を前にしても安定感はそのまま。第1ゲームの接戦をものにすると、第2ゲームは積極的な攻撃を仕掛け圧倒。第3ゲームは早田が優位に試合を運んだが、陳夢が逆転する底力を見せ、そのまま第4ゲームも早田は7-11で奪われストレートで敗戦した。
陳夢は試合後、「団体戦で早田選手に負けて以来、彼女との試合を楽しみにしてい準備を進めてきた」と対策を練ってきたことを明かし、「早田選手は中国選手と互角の技術を持っていて、あらゆる面で恐るべき選手」と変わらずに中国選手にとっては1番の敵になると言及した。
早田は陳夢とはパリ五輪でも対戦の可能性は十分。今後も続いていく日中の激しい争いは注目が集まる。
陳夢(C)WTT