鉄道開業150周年、神戸駅で記念式典 国内2番目の神戸-大阪間 記念列車が出発

神戸ー大阪間の鉄道開業150周年を祝い、神戸駅で開かれた記念列車の出発式=11日午前、神戸市中央区相生町3(撮影・小林良多)

 神戸-大阪間に鉄道が開業して11日で150周年を迎えた。新橋-横浜間に続く国内2番目の路線で、1874(明治7)年に開通。西の拠点の一つとして発展した神戸駅(神戸市中央区)周辺ではJR西日本による記念式典が催され、オリジナルヘッドマークを付けた記念列車が大阪に向けて出発した。

 式典は午前10時10分、神戸駅北側の駅前広場で始まり、同市東灘区のトランペッター広瀬未来さん(40)率いるバンドが「鉄道唱歌」のジャズバージョンを生演奏。沿線の市長らが駆け付ける中、開業当時の同駅付近を描いた錦絵をあしらったモニュメントが除幕された。

 続いて午前11時8分に、松井聡明駅長と久元喜造神戸市長の合図で1番ホームから記念列車が出発。抽選で当たった約150人が6両編成の「225系」に乗り込み、車内展示で鉄道と街の歴史に思いをはせた。

 11、12日の午後8時~9時半には、神戸駅の駅舎をスクリーンにしたプロジェクションマッピングも実施される。(大島光貴)

© 株式会社神戸新聞社