1週間の海外旅行に出かけます。防犯のため留守中は照明を点けっぱなしにしていこうと思います。電気代はどれくらいかかるでしょうか?

蛍光灯シーリングライトの電気代

LEDの需要は高まっていますが、蛍光灯は手軽な値段で購入できるメリットがあります。そのため、安さから蛍光灯を使っている方も多いのではないでしょうか。

環境省データを元に計算すると、蛍光灯シーリングライトの消費電力は約68Wです。全国家庭電気製品公正取引協議会が公表する電力料金目安単価は31円なので、蛍光灯シーリングライトの電気代は68W÷1000×31=1時間あたり約2.1円となります。

これをもとに計算すると、1日の電気代は約2,1円×24時間=約50.4円、1週間の電気代は約50.4円×7日=約353円となります。

LEDシーリングライトの電気代

LEDは電気代を抑えられるメリットから、企業をはじめ家庭でもたくさん取り入れられています。今では家電量販店に行くと、LEDの販売割合が多くなっており、現在はLEDが主流になりつつあります。

環境省のデータを元に計算すると、LEDシーリングライトの消費電力は約34Wです。この数字を元に計算すると1時間当たりの電気代は34W÷1000×31=約1.1円となります。そのため、1日の電気代は約1.1円×24時間=約26.4円、1週間の電気代は約26.4円×7日=約185円となります。

つけっぱなしにするならLEDがおすすめ

それぞれのデータを比べると、LEDシーリングライトの方が電気代を節約できると考えられます。蛍光灯の方が購入時は安いですが、長期的に考えるとLEDの方が節電効果に期待ができるでしょう。

またLEDであれば、1週間つけっぱなしにしてもそれほど電気代はかからない傾向があります。そのため、普段電気を多く使う方もLEDに交換するのがおすすめです。

つけっぱなしにする以外の防犯対策

「いくら電気代が安いといっても、つけっぱなしにしておくのは抵抗がある」という方は、他の防犯対策を検討しましょう。ここでは、留守中の防犯対策について紹介します。

スマート照明にする

つけっぱなしではなく、スマート照明にすれば外出先でもスマホやタブレットで照明をつけられます。スマート照明ならば、夜の時間だけ電気をつけられるので、つけっぱなしよりも節約できます。

またスマート照明以外にも、タイマー式の照明に変える方法もおすすめです。タイマー式では、わざわざ操作する必要がないので便利です。

レースカーテンを閉めておく

レースカーテンは、主にプライバシーを守る目的で使用されます。厚手のカーテンや遮光カーテンを日中閉めておくと、外から留守であることが分かってしまいます。

しかし、レースカーテンは日中に閉めておいても違和感はありません。中の家の様子も見えないため、留守中の防犯対策におすすめです。

郵便物をためない

郵便受けに新聞や郵送物がたまっていると、家にいないことが分かってしまいます。そのため、長期間家を空ける際は郵送物をストップさせておくか、配送日時を指定して在宅中に受け取るようにしましょう。

また郵便受けは、鍵がかかるものがおすすめです。鍵付きの郵便受けでない方は、この機会に換えておけば、今後の生活でも安心でしょう。

ホームセキュリティーや防犯カメラを設置する

防犯対策がしてあることをアピールしておく方法もおすすめです。空き巣は、防犯カメラやホームセキュリティーがついている家は避ける傾向にあります。費用はかかりますが、設置しておけば日常生活も安心して過ごせます。

電気のつけっぱなしは防犯対策に最適

電気は在宅をアピールできる最適な方法です。電気代はかかりますが、LEDにしておけばそれほど負担にはならないと考えられます。電気代がどうしても気になる方は、電気をつけっぱなしにする以外の方法で防犯対策をしましょう。

出典

環境省 あかり未来計画
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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