「余りにもダサすぎる」 蛇行運転→トンネル内で単独事故 あきれた一部始終が物議

危険運転の次元を超越していた【写真:X(@r_xvx1218)より】

ドラレコ映像がネット上に公開 「なんだこの蛇行? これを故意にやってるの?」

高速道路上でとんでもない危険運転の末、単独事故を起こしたドライバーの様子が撮影され、ネット上を騒然とさせている。投稿したのは、同僚3人と車に乗っていた自動車関連会社社員のRyutaro(@r_xvx1218)さん。「とにかく恐怖でした」と語る当時の状況とは。

「2024年5月6日 23:40頃
首都高速湾岸線 東京港トンネルにて
単独事故が発生しましたが、あまりに酷い運転でした。
即110番通報はさせてもらいました。
こんな運転する車に、もし巻き込まれたらと考えたら腹立たしいです」

7日、Ryutaroさんがドライブレコーダーで撮影した2本の動画を投稿すると、ネット上は騒然。「これは余りにもダサすぎる」「なんだこの蛇行? これを故意にやってるの?」「流石にここまでのは見たことなかった」「この動画を保険屋が見たら保険金の支払い拒否しそう」「煽りとか危険運転とかの次元じゃない」「自爆だけで済んだのが不幸中の救い」など多数の声が寄せられた。

Ryutaroさんが問題の車に気づいたのは、東京港トンネルの5キロほど手前の東海ジャンクション付近から。湾岸線を羽田→台場方面に走行中に、5分以上にわたり、異常な運転を行っていたという。

1本目の動画は、そのときのものだ。高速道路上で蛇行運転を繰り返す1台の車を後方から捉えている。車種はホンダ・シビックだった。3車線のうち追い越し車線を除く2車線を行ったり来たり。その動きはサーキットでレースカーがタイヤを温めるがごとく激しい。スピードが出ている上に、周囲の車の進路を妨害。危険すぎる運転だ。

「目撃した時は、とにかく恐怖でした。接触のリスクもありましたので巻き込まれたら命の危険もあったと思います。蛇行以外は、ライトを消した状態で走行する場面もありました」

そして2本目の動画は、事故を起こした直後の映像だ。トンネルを進むと、道路の右側の側壁に激突し、ライトが点滅したまま停まる車の姿があった。

「事故車両にはロールバーが車内に組まれており、万が一衝突しても車内が保護されるようになっていました。おそらく乱暴な運転をするつもりで手を加えていたのだと思います。乗車していた方は男性1名。事故後の様子は慌てることなく、平然としていました」

身勝手な運転がもたらす悲惨な結果。Ryutaroさんは同僚3人と車に乗っており、「助手席にいた方が、事故場面を見てすぐさま110番通報と事故状況の伝達を警察にしてくれました」と救助行動を取った。

一方で、自業自得とも言える光景には胸を痛める。

「事故については、トンネル内で発生したので火災が起きれば大惨事だったと思います」と警鐘を鳴らした。

今回ネット上に一部始終を投稿したのも、一人のドライバーとして、また自動車関連会社の社員として、安全運転の啓発を行う狙いがあるためだ。

「安全運転をしている人が、この危険運転により不幸になる可能性があることを皆さんに知っていただきたい。一般道も、高速道路も共有の道路なので、迷惑をかけるような運転は控えていただきたい」とRyutaroさんは訴えた。ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム

© 株式会社Creative2