きょう11日(土)はよく晴れて、最高気温は東京都心で27℃、長野31℃など5月とは思えない暑さになる所が多くなりそう。こまめな水分補給を心掛けたい。あす12日(日)は西日本、週明け13日(月)は東日本から東北にかけて、今年これまでで1番の大雨になるおそれがある。大雨による土砂災害、低い土地の浸水や河川の増水・氾濫などに警戒が必要だ。

きょう晴れて気温上昇　30℃以上の真夏日も

　きょう11(土)は高気圧に覆われて晴れ、5月とは思えない暑さになる所が多くなりそうだ。最高気温は沖縄、九州から東北北部にかけて25℃以上の夏日になる所が多い見通し。東京都心は27℃、松江・福島・山形などは30℃、長野は31℃と真夏日になる所もあり、広い範囲で6月から7月並みの暑さとなりそうだ。やや強めに吹く南風が、きょう11日(土)はいくらか心地よく感じられる見込み。
　なお、この南風が運ぶ湿った空気の影響で、九州南部や四国の太平洋側では夕方以降に弱い雨の可能性がある。洗濯物の外干しは、空模様の変化に気を付けたい。

あす西日本中心に非常に激しい雷雨

　あす12日(日)になると高気圧は東へ移動し、代わって西と北から前線が近づく見通し。九州、中国・四国は朝から雨が降り、次第に雨の範囲が広がりそう。午後は近畿・北陸・東海や北海道でも雨が降り出す見通し。前線に向かって、南からは雨雲のもとになる湿った空気が次々と流れ込むため、局地的には傘が役に立たないような非常に激しい雷雨になりそう。特に九州・中国・四国を中心に、警報級の大雨になるおそれがある。
　雨が降る所では極端な暑さはおさまるものの、晴れ間のある関東や東北では25℃以上の夏日が続きそうだ。

週明け13日(月)朝～昼ごろは広範囲で荒天

　週明け13日(月)に日付が変わると、活発な雨雲は次第に東日本や北日本にも移動する見通し。朝の通勤・通学の時間帯は紀伊半島から東北にかけて土砂降りで、沿岸部では風も強まって荒れた天気になりそう。13日(月)は四国、近畿、東海、北陸、関東から東北太平洋側の広範囲で警報級の大雨となるおそれがある大雨のピークは朝から昼ごろにかけての見通しで、夕方以降は雨の降り方がだんだんと弱まり、雨の範囲は狭くなる見込み。

　あす12日(日)は西日本、週明け13日(月)は東日本から東北にかけて今年これまでで1番の大雨になるおそれがある。大雨による土砂災害、低い土地の浸水や河川の増水・氾濫などに警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要だ。
　交通機関が乱れるおそれもあるため、最新の交通情報にも気を付けた方がいいだろう。

（気象予報士・鈴木悠）