ネット利用料名目でなりすまし いわきの50代女性、533万円被害

 いわき市の50代女性から「現金約533万円をだまし取られた」といわき中央署に届け出があった。女性はインターネット利用料や詐欺被害者への補償名目で現金をだまし取られており、同署が「なりすまし詐欺」事件とみて調べている。

 同署によると、4月22日、女性の携帯電話に「個人データ」を名乗る会社から「インターネットサイトの利用料金の未払いがある」とショートメールがあった。女性は身に覚えはなかったが、メールに記載された連絡先に電話をしたところ、「身に覚えがなくても支払わないといけない」「あなたの端末が悪用され、詐欺被害に遭った人がいる。補償金を支払う必要がある」などと言われた。

 話を信じた女性は6回にに分けて指定された口座に計533万6400円を振り込んだ。その後、親族に相談して被害に気付き、今月7日に同署へ届け出た。

© 福島民友新聞株式会社