京都サンガの川崎颯太選手 アジア杯から中1日でリーグ戦出場も敗退「どこか自信なさげにしているプレーはやめた方がいい!」

今年の夏のパリ・オリンピックに向け、サッカーの京都サンガからも代表入りを目指す選手がいます。
23歳以下のサッカー日本代表としてオリンピックの予選も兼ねたアジアカップの優勝に貢献した川崎颯太選手です。

【声】京都サンガ 川崎颯太 選手
「(オリンピックの)切符を取って当たり前だろうと思っていた人もいた。
プレッシャーもあったが、まずは、ほっとしている」

アジアカップでは、控えに回ることも多かったのですが、ベスト8進出を決定づけるゴールなど、川崎選手は存在感を発揮しました。
それでもパリ・オリンピックのメンバーは、アジアカップより5人少ない18人に絞られ、さらに23歳以上のオーバーエイジ枠として3選手が入る予定で、厳しい選考となります。

【声】京都サンガ 川崎颯太 選手
「ここまで来たからには、パリで日本のために戦いたいと思うし、金メダル目指して戦っているチームなので、その一員に最後まで食い込んでチームを勝たせられる選手になりたい」

川崎選手は、アジアカップ決勝の舞台、カタールから帰国して中1日で、町田ゼルビア戦に出場しました。
日本代表の座を勝ち取るためにアピールがしたい。
そして何より、低迷するチームを救いたい。
しかし、その思いと裏腹にチームは敗れました。
キャプテンとして危機感を募らせます。

【声】京都サンガ 川崎颯太 選手
「やはり、どこか自信なさげにしているプレーはやめた方がいい。
もっとミスしようが、失敗しようが、自分たちがもっと躍動したワクワクさせるような生き生きとしたプレーを見せなきゃと思う。
ホームで勝利できない中で、それでも多くの人がスタジアムに来て応援してくれているのはありがたい。
それに是が非でも次は、応えなきゃと思っているので、自分達がこうやって毎日毎日サンガタウンで勝つためにもっともっと努力するので、応援よろしくお願いします」

この日もサンガタウンで一番大きな声を出し、熱を帯びたコーチングに汗を流していたチョウ監督。
いつになく神妙な面持ちでサポーターへの思いを言葉にしました。

【声】京都サンガ チョウ監督
「本当に毎回、スタッフも選手も、みなさんの声援を耳ではなく、心で感じながらプレーしていることだけは断言できる。
中々結果が伴わず申し訳ないです。
ただ謝って解決する問題でもないので、その気持ちはピッチで見せるしかない。
次の福岡戦へいい意味で切り替えてやっている。
失礼な言い方になるかもしれないが、サンガを強くするために、サポーターの力が必要なので、よろしくお願いします」

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