ヒロシマの語り部に 被爆体験伝承者の研修会

被爆の実相を後世に伝える語り手を養成するため広島市が開催する研修会の参加受け付けが始まっています。

広島市では自らの被爆体験を伝える「証言者」と、被爆者の家族や希望者を対象にした「伝承者」を養成するため今年も7月から研修会を開催します。

研修会の参加受け付けが始まったのに合わせて広島市中区の原爆資料館では、きょう、事前の説明会が開かれました。

研修会では原稿の作成や話し方などの講座が開かれ受講者は、今後、修学旅行生を相手に、語り手として活動します。

広島市は、これまでに被爆体験証言者が32人、被爆者家族などの伝承者、あわせて264人を認定しています。
【広島市の担当者】
「被爆者の方も高齢化が進んでいる」
「被爆者の思いを確実に伝えていく必要がある、そのためにも伝承事業を今後もやっていきたい」

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