大クラッシュのポルシェ911、シャシー交換へ。ドライバーのマリキンは決勝出走可能との診断/WECスパ

 ポルシェ911 GT3 Rを駆り予選ハイパーポールで大クラッシュを喫したLMGT3ポイントリーダーのアレクサンダー・マリキンは、5月11日のWEC世界耐久選手権第3戦スパ・フランコルシャン6時間レースへの出場が医学的に許可されており、マンタイ・ピュアレクシングは代替シャーシを使用してマシンの修復に取り組んでいる。

 92号車ポルシェ911 GT3 Rを運転していたマリキンは、10日午後のLMGT3ハイパーポールセッション中にラディヨンで大クラッシュを喫した。

 この衝撃でマシンは後部に大きなダメージを負い、足の痛みを訴えたマリキンは検査のため現場の医療センターに運ばれた。

 マンタイは金曜夜にソーシャルメディアで発表した声明を通じて、マリキンに第3戦決勝への出場許可が与えられたことを認めている。

 同じ投稿でチームは「マンタイ・ピュアレクシングはマシンを再構築中であり、スパ6時間レースには (92号車と合わせて)2台のマシンが出場できることを期待している」と述べた。

 またチームの広報担当者はSportscar365に対し、チームがさまざまなスペアパーツとともに交換用のシャーシを調達して使用し、92号車を土曜日のレースに向けて準備していると認めた。

 マンタイの本拠地は、ドイツ・ニュルブルクリンク近くのアイフェルの町ムウスパトにあり、スパ・フランコルシャンからはクルマで90分ほどのところに位置している。

 92号車ポルシェはクラッシュ当時、まだラップタイムを計測していなかった。車両の準備が間に合った際には、現在発表されている暫定スターティンググリッド表において、マリキン/ジョエル・シュトゥルム/クラウス・バハラー組はLMGT3クラスの8番手からレースをスタートすることになっている。

92号車ポルシェ911 GT3 Rのブロンズドライバー、アレクサンダー・マリキン

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