QBカズンズはオフシーズンワークアウトに「実質的にフル参加できる」とファルコンズHCモリス

カーク・カズンズ【AP Photo/Matt Ludtke】

ミネソタ・バイキングスに在籍している間にアキレス腱を断裂してから6カ月、クオーターバック(QB)カーク・カズンズはアトランタ・ファルコンズでの春季ワークアウトには問題なく参加できる見込みだ。

ファルコンズのヘッドコーチ(HC)ラヒーム・モリスは現地9日(金)に記者団に対してカズンズは回復し続けており、オフシーズンワークアウトの第2フェーズでは練習にフル参加できると明らかにし、次のように述べた。

「カークは日に日に良くなっている。今はフェーズ2の段階で、彼の周りには誰もいない状態、接触もなく、そのような状況でできることをすべて行っている。彼はそれらすべてをこなし、ボールを投げ、実質的にフル参加できるようになる。ただし、彼はまだリハビリを続けながら治療を受けている身だから、限定的にしか参加できていない」

金曜日に始まったファルコンズのルーキーミニキャンプは日曜日まで続き、次いでオフシーズンワークアウトに移行。このワークアウトは来週の月曜日と火曜日に行われ、6月の第1週までさまざまな日程が続く。その後には6月10日(月)から12日(水)の参加必須のミニキャンプが控えている。

接触の心配がないため、カズンズは投げたり動いたりしてその場でリハビリすることができる。

モリスHCは「トレーニングキャンプのように、彼の足の周りに人がいることを心配する必要はない」とつけ加えた。

カズンズは昨季、バイキングスがグリーンベイ・パッカーズに勝利したシーズン第8週の試合中にアキレス腱を断裂。このケガにより、カズンズのセンセーショナルなシーズン——8試合に出場して2,331ヤード、タッチダウン18回をマークし、わずかインターセプト5回しか許さなかった——は終わりを告げ、最終的にはバイキングスでのキャリアも終わった。

アキレス腱の負傷にもかかわらず、35歳のカズンズは今オフシーズンに4年1億8,000万ドル(約280億4130万円)という高額契約を結んだ。

今、カズンズはフィールドに戻る途上にあり、モリスHCは慎重を期すと強調した。

「われわれは彼が何をやっているかということではなく、量に関して、彼がやることを制限する」とモリスHC。

カズンズが現時点で取り組んでいることはチームメイトと同様に接触なしの練習だ。カズンズが接触ありで参加できるようになるのはいつかが、次のチェック項目になるだろう。

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