専用アプリで安心の託児所も完備 香妻陣一朗のLIVゴルフ通信@SINGAPORE

地元のジュニアゴルファーが練習ラウンドに帯同

◇LIVゴルフリーグ◇シンガポール 最終日(5日)◇セントーサGC(シンガポール)◇7406yd(パー71)

LIVゴルフリーグに今季からシード選手として出場している香妻陣一朗。チームメートから「JINI(ジーニー)」の愛称で呼ばれる彼が、世界のトップ選手が集うLIVの雰囲気や、試合の舞台裏、そして自身が所属するチーム「アイアンヘッズ」の内輪話といった現地情報を届ける。第7戦目の地、シンガポールから発信。

シンガポールでの開幕セレモニー

LIV7戦目はシンガポールでの試合でした。最高気温20℃前後と過ごしやすかったアデレード(オーストラリア)からそのまま移動してきたので、35℃を超えるシンガポールの暑さにはグッタリ。湿度も高いので、体感としては日本の真夏よりも暑い…。汗の出る量も尋常ではなく、小まめな水分補給と塩分補給が不可欠です。僕のマネジャーは熱中症でダウンしてしまうなど、なかなか過酷な一週間でした。

託児所の様子。お弁当なども出してくれる※写真の一部を加工

アデレード、シンガポールと続いた2週間の遠征には、妻と1歳の長男も同行しました。LIVの試合では必ず託児所が用意されており、気軽に子どもを預けられるんです。シンガポールの気候を考えると、暑さをしのぐ場所が少ないゴルフ場に連れていくのは危ないですから、託児所があるのは助かりますよね。

託児所はホテルの一室を借りることもあれば、現地の保育施設となるケースも。家族を試合に連れてくる選手が多いのも、託児所の存在があってこそ。南アフリカの選手たちは基本的に家族連れで、子どもを預けてから会場入りするのが“ルーティン”です。LIVに帯同している保育士も何人かいて、その中には日本人の方もいるんですよ。

コースは日傘が手放せないほどの暑さだった

シンガポールの託児所では、長男がスコット・ビンセント(ジンバブエ)、ケビン・ナの子どもと仲良くなっていました。特にケビンの子どもは6歳で、ウチの子どもをかわいがってお世話してくれていましたよ。子ども同士まで父親同様に「アイアンヘッズ」でまとまっていたのは、なんだか面白いですよね。

ちなみに専用のアプリをスマートフォンに入れてあるので、「いまオムツ替えました」というような写真が送られてくるんです。そういったきめ細やかなサービスのおかげで、預けた子どもの心配をすることなくプレーできますし、試合にも集中できます。日本でもこうしたサービスがもっと普及してくれたらいいのになって思います。

セントーサGCのグリーンに苦戦した

プレーしたセントーサGCはシンガポールオープンで何度も回ったことのあるコース。ただ、一度も予選を通ったことがなかったんです。グリーンが難しくて、パットのタッチがなかなか合わないんですよね。今回もショットでチャンスにつけても、グリーン上で苦戦。前週のアデレードでは結構入っていたんですが、3日間でバーディ2つでしたから…。成績ほど調子は悪くないので、仕切り直して残りの試合を頑張りたいと思います。

LIVでの次戦は6月7日開幕のヒューストン。それまでは「関西オープン」、「ミズノオープン」と日本のツアーに出場する予定です。

選手はマリーナベイサンズに宿泊

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン