鳥取県議を書類送検 ゴルフ同好会費流用疑い

 鳥取県議でつくるゴルフ同好会の会費を私的に流用したとして、県警が業務上横領容疑で無所属の松田正県議(50)=米子市選挙区=を書類送検したことが11日、捜査関係者への取材で分かった。10日付。

 県議会事務局などによると、松田氏は3期目。同好会の幹事長だったが、2016年10月~23年6月、会費計約250万円を引き出し、うち約230万円を流用した。

 23年9月に不明瞭な出金が見つかった。松田氏は同好会の聞き取りに事実を認め、流用分を返金した。同好会は解散し、元会員らは11月、県警に被害届を提出した。

 松田氏は取材に「司法の判断を待ちたい」とし、進退について明言を避けた。

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